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“食と農業”ともに考えよう 枝豆とって芋ほった―徳島県生連―

 10月13・14日の2日間にわたり、「枝豆収穫・産直交流会」を開催しました。
 1日目は勝浦町にある廃校跡を利用した宿泊施設、「ふれあいの里さかもと」を会場に、『食の安全と農業』と題して午後4時から学習会を行いました。

採算のとれない農作物輸入食材にたよる日本

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 徳島県生活と健康を守る会連合会は、『枝豆収穫・産直交流会』を開催し、35人が参加しました。徳島では、日本の農業と食の安全を守ろうと、大豆畑トラスト運動にちからをそそいでいます。「大豆畑トラスト運動」とは、遺伝子組み換え輸入大豆に頼らず、「安全な国産大豆をつくり食べ、支えよう」と市民自らがはじめた、生産者とともに国産大豆をつくり、自給率の向上をめざす運動のことです。

 「日本の食糧自給率はたったの39%。178か国中、129番目です」。日本の食糧自給率の低下や食に対する安全、農業の衰退など危機的状況を勝浦町の井出幸夫さんに解説していただきました。
 「7千万人の日本人は輸入食品に頼って生きている。日本の農業は価格の安い輸入食品におされ衰退し、また、農家の後継者不足も拍車をかけている。原因は、日本政府によるアメリカ言いなりの輸入自由化や市場まかせの農産物価格にある」。井出さんはさらに、バイオエタノールによるトウモロコシなどの輸入食料品の値上がり、中国産の残留農薬問題など、日本人の生存の危機が迫っていると語りました。「この問題の打開策は、地産地消(ちさんちしょう)の運動を広めることで日本の農業を守り、安全で健康な日本型の食生活を取り戻しましょう」と強く訴えました。

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1日目の学習会で報告をする井上さん

 次に、「守る会」で産直運動を熱心にすすめている井上博善さんからは、「みかん、味噌ではじまった産直は地元米まで広がった。当初30キロ1万円を超えていた米価は、現在6千円になった。多くの仲間たちに産直米を食べてほしい。大豆畑トラストは、10年間の試行錯誤で収量が確保できるようになった。食の安全を考える機会にしてほしい」などと話してくれました。また「小松島市内の学校給食は2学期から週3回、米飯給食の食材として、地元米を使用するようになった」と、長年の粘り強い要求の結果などが報告されました。

国産大豆、何等分しても“安全”は減らない

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大いに盛りあがったバーベキュー交流会

 学習会後の夕食交流会は、宿泊敷地内にある屋外バーべキュー場を利用して盛大に行われました。
 肉、野菜、椎茸(しいたけ)など、秋の味覚を堪能(たんのう)。しめには大盛りやきそばを作り、みんなでおいしくいただきました。
 2日目は、当日参加者も増えて、小松島市へと移動し、井上さんの畑で枝豆収穫と、子どもたちは芋掘りを体験して、希望者は勝浦町で、みかん狩りを楽しみました。
 農薬をほとんど使用しない枝豆の葉は、どれも虫食いだらけですが、逆にそれは安全な証拠。だれでも安心して食べられます。
 大収穫だった枝豆は、みんなで平等に分配(山分け)をして、無事に散会しました。

 【解説】「地産地消」とは、地域生産地域消費の略語で、地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること。

 

(2007年10月28日付「守る新聞」)

 
   
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