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| 再審査請求の口頭意見陳述のようす(11月8日、宮城県石巻合同庁舎) |
昨年4月の生活保護基準改定で、老齢加算・母子加算などが廃止・減額されて食事や入浴の回数などを減らさざるをえなくなったことに対し、宮城県の生活と健康を守る会の会員26人(石巻23人・仙台3人)が国(厚生労働大臣)に再審査請求をおこしました。この件についての口頭意見陳述が、11月8日、おこなわれました。石巻生活と健康を守る会からは審査請求人と代理人あわせて21人が参加し、「このままでは自分の命とくらしがおびやかされてしまう。人間として扱ってほしい」などと訴えました。(亀山 茽(しげる)通信員)
心の病気になりそうで不安
菅原アヤコ(63)
私は、人さまと争うのが大嫌いです。まして国に対してものを言うなんて想像も及びませんでしたが、今回はどうしても自分の命とくらしを守るため、この場にやって来ました。
今回の処分(4月の生活保護基準改定による減額など)で日常生活が苦しくなり、心の病気になりそうでとても不安です。
特に、食べ物を節約するぐらいつらいことはありません。
これまで、年に何度か温泉に行く楽しみがあったのに、年に1回も行けなくなりました。「質素な温泉でいいから入りたい」と願うささやかな夢をもつのは、ぜいたくでしょうか? 病気になるような今回の処分をぜひ取り消してほしいです。
寒くてもコタツ使わず
岩井ひで(80)
この歳になって、3食のうち1食をパンにするなんて、夢にも思っていませんでした。
このごろ寒くなって多くの家ではコタツを使用していますが、できるだけ使わないようにガマンの生活。テレビもニュースをみるだけで、楽しみがみんなうばわれてしまいました。
経済的な理由から、老人クラブに入ることもできず、隣近所とのつきあいもなくなってしまいました。
1日3食の食事できない
藤原つよ子(78)
生活保護費が減らされて、食事を1日3食とれなくなりました。楽しみだったテレビをみる回数も、電気代節約で少なくなり、お風呂や洗濯も3日に1回程度になりました。
さきの戦争では空襲を経験しひどいめにあい、爆弾の破片が今も私の体の中に残っています。今度はこの歳になって生活保護をうけていることでいじめられています。国から人間として扱われないことに、怒りがわきあがっています。
テレビの明かり照明の代わりに
木村きく子(84歳)
生活保護費が減らされてから、テレビの明かりを照明代わりにすごす毎日。お風呂は今は、病院に行く日の前日だけになりました。衣類も年に1枚も買えません。
私は80歳を超えました。これまでなんとか働いてきたものの、給料は安く、夫を早く亡くしてからは子どもを育てるのがやっとでした。ですから、年金は少なく、「最低生活費」に足りない分を生活保護として受けています。
国が財政難を口実に憲法までも否定しながら、私たちのような者から人間としての尊厳すらうばうことをおこなっていることは、とてもガマンがなりません。私を人間として扱ってください。
子どもに小遣(こづか)いあげられない
及川朝子(26・仮名)
母子加算が減らされてから、子どもが好きな肉類を減らしました。
ストーブも点(つ)けないことが多いです。子どもは、小遣いもなくて外で遊ばなくなり、家に閉じこもるようになりました。
(2007年12月9日付「守る新聞」) |