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保護基準引き下げ中止を力に 人権侵害はねかえそう 生活保護「適正化」・しめつけ中止を求める全国交流集会 北九州にて

 1月15・16日に福岡県北九州市で「生活保護『適正化』・しめつけ中止を求める全国交流会」が開催されました。
 初日の交流会には、地元の福岡と、24都道府県の生活と健康を守る会から154人が集まり、来賓を含め157人が参加するなかで、基調報告や特別報告、各地の代表者10人からの発言などがありました。2日目は、6班に分かれ、各区役所に生活保護申請と「私の要求」を提出する一斉行動と、同市保健福祉局の保護課長と懇談なども行いました。

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1日目の会場で基調報告をする辻清二全生連事務局長(福岡)

 交流会では、全生連の細川久美子副会長のあいさつと、来賓のあいさつの後、全生連の辻清二事務局長から「3年連続で餓死事件のおきた北九州市の組織とたたかいを激励し、生活保護基準引き下げ1年延長の成果などを運動の力にしていきましょう」などの基調報告がありました。
 次に「守る会」北九州市協議会の吉田文弘会長から特別報告(次号掲載)があった後、北海道・青森・東京・大阪・広島・徳島・長崎・大分・熊本・鹿児島から、実態や運動の成果などの報告がされました。

「連続餓死事件」最終報告後の保護課交渉

 16日は、全生連の梅崎勝副会長、細川久美子副会長、柳田雅久全国理事、辻清二事務局長の4人で、北九州市保健福祉局地域福祉部保護課の三ア利彦課長と懇談しました。
 まず、餓死事件後の中間・最終報告を受け、市民の生活保護申請権と受給権を保障するかとの問いに、「昨年10月18日付けで、申請窓口で生活保護のしくみや制度説明のあと、申請意思があれば申請書を渡すことを周知した」と回答がありました。

専任職員の研修など信頼回復に努力

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市長への申し入れの様子(北九州市役所)

 全生連は、八幡東区・門司区・小倉北区での餓死事件をふまえ、「辞退届」などの「適正化」については、もっとふみ込んだ総括が必要であることを強く訴えました。
 これに対し三ア課長は、「不正受給などの問題で、適正化を実施しなければならない時期があった。今回、餓死事件という弱者に対し不適切な事態をふまえ、最終報告が出されたうえで、生活保護行政のすすむべき方向性を見いだすことが最大の目的・提言だと考える。今後は、懇切丁寧な保護行政と、対象者とケースワーカーの信頼関係の構築をいかに進めていくか、全人格的な部分も含めて職員研修を行っていきたい」などの改善の方向を示して、懇談を終えました。

地デジなど早急な対応を求めて申し入れ

 北九州市長に対し、福祉灯油・デジタル放送問題など申し入れを行いましたが、市長が会議中だったため、秘書室庶務係長が対応しました。
 生活保護世帯や低所得世帯に対し、灯油購入費の支給と、3年後の地上デジタル放送に対応できる媒体購入の補助・支給を、北九州市でも早急に対応するよう申し入れました。
 庶務係長は「他府県の対応事例や進捗(しんちょく)状況はどのようなものか」など、質問があり、「このような申し入れがあったことを市長と管理局に必ず伝えます」と約束しました。

(2008年2月3日号「守る新聞」)

 
   
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