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税自主申告と減免申請で 国民健康保険税“0円”にビックリ 秋田県鹿角市 佐藤次子さん(57)

 昨年は、所得税や住民税の定率減税廃止、低所得者の住民税率の引き上げ、公的年金等控除や老年者控除の廃止で、前年の何倍もの住民税がかかる人がふえました。住民税に連動する国民健康保険税・料、介護保険料・利用料などの負担もふえています。鹿角生活と健康を守る会では昨年7月、9人の会員が国保税の減免申請をし、ただ1人全額免除された佐藤次子さんが、秋田県生連の「08新春の集い」で思いを語り感動を呼びました。

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秋田県生連の「08新春のつどい」で語る佐藤さん(1月13日)

 私は3年前の06(平成18)年2月に入会しました。それまでは何年間も市役所の職員の言うままに住民税の申告をして、毎年国民健康保険税を47万円以上も払い続けてきました。
 わが家は夫と2人でタバコと米を作っています。国保税が高すぎて払えないので減額してほしいと市役所に何度も行きましたが、「農業収入が年間600〜700万円もあるのだから払えるはずだ」と。そのうえ、「農家はみんな、同じくらい国保税を払っている。払えなければ差し押さえという方法もある。そうなると保険証がなくなるよ。病院にも行けなくなるよ」とおどされ、本当に困ってしまいました。

借金して国保税を払う

初めて自分で申告書を作成

 そのころ、寝たきりの父母の病院代が100万円くらいかかり、父母が病院の世話になれなくなると困ると借金して国保税を払いました。本当に困ってどうしようと思っていたときに、チラシで生活と健康を守る会を知りすぐ入会しました。
 税の自主申告をしたのは06年度から。いろいろな人から教えていただいて、なんとか申告書を書き上げました。きちんと経費や控除を計算した結果所得が下がり、471,000円の国保税が05年分は221,200円と半額以下、06年分は89,000円となりました。
 それだけでもビックリですが、成田伸世事務局長から「減額の申請をしてみたら?もしかしたら…」と言われて、市役所に申請書類を出しました。日をおいて市役所の職員が2人来て、いろいろ聞き「銀行の通帳を見せてほしい」と言われ、通帳を見せるとお金がないことを納得して帰っていきました。
 しばらくして届いた通知書には、なんと「0円」と書かれていました。これまで何十年も自分が無知で何もしてこなかったことを、そのとき初めて知りました。

計算が苦手でも楽しい

くらしに役立つ勉強もできる

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総会後の交流会で絵手紙(右から3人目が佐藤さん)

 入会して、税だけでなくいろいろな面で役立つ勉強をさせてもらっています。わが家には高校生の子どもが2人います。娘は病気で休学中ですが、障害者手帳をもったことで障害者控除ができました。息子は学費が全額免除になり、本当に助かっています。
 集まってみんなで計算してわからないところは教えてもらえるので、計算の苦手な私でも税申告は楽しいです。行事で絵手紙や布ぞうりの作り方も教えてもらいました。これからも自分のためにも、「会」の活動に参加していきたいと思っています。

佐藤さんの収入と税額
 
04年分
05年分
06年分
申請日
(05年3月)
(06年3月)
(07年3月)
収 入
7,297,455
6,898,465
6,416,192
所 得
4,004,793
1,402,558
547,411
国保税
471,000
221,200
89,000→ 0

 鹿角生活と健康を守る会は、昨年度は「くらしの相談と税金申告説明会」を2回開き、参加者は115人(会員外67人)、78人が自主申告をして20人が入会しました。
  今年度も昨年12月22日から説明会が始まり、1月末までの4回で会員外86人を含む178人が参加、13人が入会して、昨年を上回る出だしとなっています。(成田伸世さん)

(2008年2月10日号「守る新聞」)

 
   
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