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こんな“手続き”をさせる政府に怒りを覚えました
岡山市 田中敬子さん(39歳)
児童扶養手当とは、離婚・死亡・遺棄などの理由で父親と生計を同じくしていない母子世帯等の生活の安定と自立を促進するために設けられた手当です。しかし、03年には母子家庭の母に対する手当を支給開始の5年後から減額する改悪がなされ、子どもが3歳になってから5年以上受給している世帯は、08年4月から最大で半額まで減額されることが決まっていましたが、各地での反対運動で一律減額をくいとめています。
昨年の12月に突然、保健福祉課から封書が届きました。今ごろ何だろうと思いながらあけてみると“児童扶養手当支給停止についての調査書”と書かれていました。とうとうきたか…という思いと、こんなことをわざわざさせるのか、という政府に対する怒りを覚えました。
提出書類や回答へかかる負担
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今回、田中さんに届いた書類 |
書類の中身は、(1)5年以上の受給者は支給停止の対象となるが、別添の書類を6月までに提出すれば停止の対象から外れるという案内文と、(2)別添の提出用の用紙―受給者の証明書(本人確認となるもの)、就労証明書、介護(障害)証明書です。
児童扶養手当の受給申請は毎年8月に行います。その際、就労や収入について文書または口頭で回答します。しかも郵送ではなく、必ず本人が役所まで出向かなくてはならないので、仕事を休まなければなりません。
こんなひと手間もふた手間もかけ、郵送料、紙代を使い、それこそ税金の無駄使いとしか言い様がありません。
手続きを行わなければ支給しない、提出しない方が悪いという「自己責任放任主義」の政府のやり方。今の政府は本当に子どもを大切にしていません。
このままでは子どもの心が豊かに育ちません。競争社会、格差社会をなくし、みんなが安心して暮らせる社会になってほしいと切に願います。
児童扶養手当は母子家庭にとって“命綱”です
岡山市 小川ユリさん(仮名38歳)
私は9年前に夫と離婚して、現在は11歳になる娘と暮らしております。今まで娘を育てることができたのは、児童扶養手当があったからだと思います。
9年間、本当にいろいろなことがありました。「もうこのままでは娘と2人で死んでしまった方がいいかもしれない」と思ったこともあります。母子家庭の母親たちの心のケアも必要です。今は「生きていて良かった」と、娘の成長を見て心からそう思います。支えてくださった方々にも心から感謝しています。
私のような母子家庭を見て「遊んで楽をしている」と思われる方もいますが、「家庭」という小さな会社をたったひとりで運営していくというのは大変なことです。
児童扶養手当は母子家庭にとって命綱です。その命綱を減額されてしまっては、本当に困るのです。
娘の友だちは3〜5つの習い事をしていますが、私の娘は何もしていません。仕方ないと思いますが経済力の格差を肌で感じます。
ひとりでも多くの子どもが、公平に学ぶことができるように、家庭が安全な場所であるようになることが、世界平和につながっていくと思っています。
(2008年4月27日号「守る新聞」) |