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平和行進50周年 核兵器なくすために 若者の参加ひろげたい 東京農業大学4年 椎野 綾さん 中央大学2年 山崎恵里菜さん

 1958年4月20日イギリスで、ロンドンから核兵器製造施設のあるオルダーマストンまで平和行進がとりくまれました。同年6月20日、日本でも初めての国民平和大行進が広島から東京に向けて出発、100万人の大行動になりました。今年はその平和行進から50年目、3月にオルダーマストン平和行進に参加した大学生と被爆者の方の報告を聞きました。

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贈られたCND旗の前で、山崎さん(左)と椎野さん

 原水爆禁止日本協議会の代表団(15人)は3月23日、平和運動が閉鎖に追い込んだロンドンの米軍基地跡で英核軍縮運動(CND)のケイト・ハドソン議長から日本の平和行進への連帯をこめ旗を贈られました。そしてオルダーマストンへ約20キロを行進。24日には、英国各地から集まった5千人と核兵器製造施設を包囲しました。

がんばれ!とクラクション

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行進する手前から山崎さん、推野さん、佐藤さん

 初めて平和行動に参加した山崎恵里菜さんは、「歩いていると、『がんばれ!』と車がクラクションを鳴らしていきます。包囲行動では、参加者は思い思いの仮装やペインティング、CNDのマークをつけた棒つきキャンディーのようなプラカード、色鮮やかな旗、工夫が凝らされたポスターでアピール。見渡すだけでハッピーな気持ちになれました」。
 2024年がトライデントミサイルシステムの更新時期にあたるイギリスでは、核兵器を持ち続けるか放棄するかが問われています。椎野綾さんは「核兵器廃絶の突破口がイギリスにあるかもしれない。市民の声や運動をじかに知りたい」と参加。「システムにはお金がかかりすぎ(約17兆2千億円)、テロの危険は増すという意見を多く聞き、国の防衛に核兵器は建設的ではない。核兵器廃絶に確信がもてました」。
 二人は若者に向けたアンケートを作りました。書いてくれた全員が世界の核兵器廃絶に賛成し、憲法9条を知らない人も条文を読んでもらうと「すべての国の憲法に必要な条文」「こんないい条文がなくなったら悲しいし危険だ」と回答。「9条をもつ憲法のもとで、日本は外国と信頼関係を築けている」と二人は思いました。

「意見表現は権利」に勇気

 政府や社会に向けて運動することについては、「意見を表現する方法をたくさんもつことは重要」「意見表現は自由であるべき」。椎野さんは「『政府や社会に意見することが自分の権利』という意見は新鮮で勇気をもらった」、でも日本は「若者でもしがらみがありKY(空気が読めない)と言われ、政治的に意見をいうのにハードルが高く運動に参加するのは大変」です。
 5月6日、東京・夢の島から50周年国民平和大行進がスタート。若者たちは「初めての人も参加しやすい平和行進に」と、サウンドカーによるピースパレードをします。山崎さんと椎野さんは、「私たちも歩きます。若者の参加を広げたい」と呼びかけています。

被爆体験話し手応え

神奈川県原爆被災者の会

佐藤良生さん(77)

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被爆者として参加した佐藤さん

 公立学校で4回、自分で描いた絵を見せながら14歳で被爆し家族を原爆症やガンで亡くした私の体験を語りました。
 「なぜ1人だけ生き残ったのか」「核兵器をなくすためにはどうしたらいいか」など次々質問され、「今聞いたことを広めてほしい」と話しました。核兵器の恐ろしさを若い世代に語り継ぐのが使命と思っていますが、生徒たちの真剣な眼差(まなざ)しと質問に手応えを感じました。

(2008年5月4日号「守る新聞」)

 
   
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