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04年9月の蕨(わらび)市生活と健康を守る会・中央班の「町並みウォッチング」で出された声から始まった蕨駅にエレベーターを設置する要求は、3年6か月のとりくみで今年3月の市議会で設計委託料の予算が全会一致で可決されて実現の運びとなりました。08年度予算で設計料が実現したことで、09年度に駅西口とホームに、10年度には駅東口にエレベーターが設置される予定になっています。
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| 市議会で設計予算が承認されたことを報告する駅頭宣伝 |
中央班の「町並みウォッチング」は、生後間もない赤ちゃんを抱いた母親や空襲で左腕をなくした方など8人が参加しました。ここから「蕨駅にエレベーター設置を」の要求が出され、班独自で市やJRへ要求しましたが、壁にぶつかってしまいました。
「市民の会」をつくり運動して
05年2月、生活と健康を守る会として市内の各団体に要請して運動を広げることを決定しました。05年4月、「蕨駅にエレベーターの設置を求める市民の会」(以下「市民の会」)の結成総会を開き、規約や役員を決めました。会長に子育て中の梅村早江子さん、副会長に浅名勝次さん(蕨市生活と健康を守る会会長)、顧問に賴髙英雄さん(現市長)などを選び、活動をはじめました。「市民の会」では、署名と駅頭宣伝、宣伝カーでの宣伝、市やJRとの交渉を行いました。
駅頭署名には列ができるほど
駅頭宣伝では、署名する人で列ができるほどでした。「1日も早く」と拝むようにして話し署名するお年寄り、ベビーカーを抱えた若い母親が「大変です。お願いします」と署名するなど、大きな反響がありました。地域ローラー作戦、車いす利用者を先頭にしたパレード、宿場祭りや苗木市での行動などにとりくみました。さらに、町内会長や市内有力者への協力要請もしました。今年の4月までに、駅頭宣伝35回、宣伝カー40回、署名2万667人分、行動参加者のべ1008人にもなりました。
賴髙市長誕生で実現の展望
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| エレベーター実現の喜びを伝える宣伝のチラシ(「市民の会」作成) |
「市民の会」は、07年5月までに前市長と5回の交渉をしましたが、回答は「エレベーターはJRが主体で設置すべき」でした。
同年6月、「市民の会」顧問の賴髙英雄さんが市長選挙で当選しました。賴髙市長は、就任から3か月たった9月定例議会にエレベーターの設計委託料の補正予算を提出しましたが、共産党をのぞく会派の反対で否決されました。「市民の会」では、このことを市民に知らせ、駅頭宣伝や宣伝カー、新聞折り込みチラシで、市議会に抗議しました。
設計料が全会一致で可決に
今年3月、定例議会に市長が提出した設計委託料をふくむ08年度予算が全会一致で可決されました。
市民は、連日、傍聴席をうめつくし、昨年9月に反対した議員からひとことの反対討論もありませんでした。3年6か月の運動がやっと実を結んだ瞬間でした。
「市民の会」では、設置実現まで気をゆるめることなく、運動をつづけていくことにしています。
(栗原国子「市民の会」事務局長・蕨市生活と健康を守る会事務局長)
(2008年5月25日号「守る新聞」) |