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東京都生活と健康を守る会連合会(都生連・須山利夫会長)は、5月23日、2008年度対都交渉をおこない、227人が参加。都営住宅や生活保護、高齢者・介護などの問題で、切実な実態を訴えました。当日、都内の各生活と健康を守る会(「守る会」)の会員から寄せられた「私の要求」を都市整備局あてに478件、福祉保健局あてに530件(合計1008件)を提出しました。
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| 東京都の都市整備局に要求実現をせまる都生連の須山会長(5月23日の午前、都庁内にて) |
都生連はこの間、都営住宅で名義人が死亡した際のきびしい承継基準問題でねばり強く運動を続け、「高齢者や障害者、病弱者で特別な事情がある場合に、例外として3親等まで承継を認める」と基準を緩和させました。
しかし東京都は、病弱者に承継を認めるための要件に、「都立病院や都公社病院の医師が書いた診断書の提出」という、病弱者の実情とかけ離れた条件を付け加えました。
たくさんの都営住宅を
都市整備局との交渉で、参加者からは「今かかっている一般のかかりつけ医の診断書ではダメな理由がわからない」「都立病院があちこちで閉鎖されているなか、病弱者が何度も交通機関を乗り換えして住まいから遠く離れた都立病院・公社病院に診断書を書いてもらいに行かせるのは、非人間的だ」などの、声がわき起こりました。 大量建設の要求について、都側は「少子高齢化による人口減が予想される」などを理由に「新規建設は不適当」と回答しました。
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| 都営住宅の大量建設を訴える八王子の佐藤さん |
八王子「守る会」の佐藤春由(はるよし)さん(71)は、「都営住宅への入居は、宝くじに当たるよりも確率が低い。八王子でも倍率は20〜30倍。市内の都営長房団地の建て替えで取り壊された跡が、更地のままに。建て替えと称して住民を立ち退かせながら、都営住宅を建てないでいる」と発言しました。
古くなりすぎて使用に耐えない畳の交換や、障害者や高齢者が開けにくいドアの開閉が楽にできるようにドアノブをレバー式にするなどの要求では、都側は「自己負担しかない」と回答しました。
荒川「守る会」の角(かく)光男会長は「ドアノブのレバー化は、わずか1個あたり1万数千円で済むと聞いている。障害者の設備改善800戸に限定したとしても、たかが知れた額だ。なぜ、これを都営住宅の設備改善項目に入れることができないのか。オリンピック誘致に毎年1000億円で総額9兆円もつぎ込む。乱脈経営で赤字に陥った新銀行東京への追加出資に400億円。税金の使い方を変えれば良い」と力を込めて訴えました。
生活の大変さわかってほしい
江東「守る会」の小座間(おざま)清三郎さん(73)は、「何度も対都交渉に参加している。今日の交渉の様子をまわりの人たちに伝えたい」と思いを語りました。
足立「守る会」事務局の阿久津豊さん(37)は、「対都交渉に、初めて参加。くらしが大変になっている都民の状況を、このような交渉の機会を通じて、都側は真剣に受け止めてほしい。上司に今日の交渉で出た意見を伝えるぐらいの姿勢は、ぜひ示してほしい」と感想を話していました。
(2008年6月8日号「守る新聞」) |