東京 新宿
新品のエアコンが付いた
生活保護利用者など区助成と都ポイント合わせ最大18万円
東京都新宿区では都の支援制度も活用しながら区独自でエアコン購入費助成事業に取り組み、締め切りの9月30日に向けて申し込みを呼びかけています。会員の声と区役所の思いを紹介します。(前田美津恵)
申請から2週間で設置
新宿生活と健康を守る会のYさん(女性81歳)は2011年5月に都営住宅に入居し、エアコン、冷蔵庫など購入しました。その後、年金だけでは生活できず生活保護の利用を始めました。
今年5月ごろケースワーカーがエアコンの説明に来て、その後申し込み、申請から2週間ほどたった7月23日にエアコンが設置されました。
Yさんは「設置から15年たち、エアコンも冷蔵庫も調子が悪くなっていた。新しいエアコンはちょっと効きすぎて困ったが、会員から調整の仕方を教わり助かった」「東京のゼロエミポイント8万円と新宿区の10万円助成の予算内で設置することができた」と話しています。
感謝されやりがいある
エアコン設置を進めてきた新宿区福祉部保護担当課の武藤正治課長に話を聞きました。
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今年1月、自治体がエアコン助成を実施するならば一部を補助するとの東京都の方針が示されたことを受け、2月に区の対応を決めました。準備を急ぎ、広報などでの周知を経て、5月にはコールセンターを設置し受付を開始しました。助成の対象は住民税非課税、住民税均等割のみ課税、児童扶養手当利用、生活保護利用世帯で、設置費を含む助成上限額は10万円となっており、東京都の東京ゼロエミポイント事業(上限額8万円)との併用が可能です。
生活保護のケースワーカーが4〜5月の家庭訪問の際にエアコン購入費助成事業を説明し、「今エアコンがあっても調子が悪ければ対象になりますよ、家族構成などの特別な事情で追加購入が必要な場合も相談できますよ」と案内しました。
8月28日時点で約570件の申し込みがあり、うち生活保護利用世帯は約430件になっています。「設置費用含めて10万円の店がなかった」という声に、助成額の範囲内で購入と設置ができる協力店舗を紹介したり、希望する人には見積りや設置の際の立合いなどをして購入を支援しています。扇風機があるからと断わられても、熱中症の話をして設置してもらいました。
電気代が心配でエアコンを付けたがらない人もいますが命にかかわる問題です。冬に冬季加算があるように、夏に夏季加算をと国に要望しています。設置が終わった人から感謝されることが多くやりがいのある仕事に携われていると思います。
(2026年9月13日号「守る新聞」)