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生活と健康を守る会 各地で行政に要請

猛暑対策待ったなし

熱中症なんて真っ平ごめん

 四季のある日本では、季節ごとにやっかいごとが起こります。今は夏。梅雨が明ければ盛夏です。そこで困るのが、近年の暑さ。これへの対策は健康で文化的な生活を送るためには欠かせません。時には人の命も奪う猛暑をいかにして乗り切るか。生活と健康を守る会も季節の重点課題克服に汗を流しています。

電気代のハードル

 昨年は「災害」と称されるほどの猛暑。今年も5月末には各地で真夏日(最高気温30度以上)、夏日(25度以上)を記録しました。熱中症が気になります。
 最悪では死に至る熱中症。今年もすでに全都道府県で救急搬送者が発生しています。総務省消防庁によると、4月29日から6月16日までの搬送人員は6377人(速報値)。昨年のほぼ同時期(4月30日〜6月16日)の4299人(確定値)の5割増しの数値となっています。
 対策で重要なのは予防、備えです。炎天下での外出や仕事だけでなく、屋内も要注意。室温に留意しなくてはいけません。エアコンの適度な使用は避けられません。
 熱中症対策のキーアイテムとして重要なエアコンですが、使用すれば電気代がかかります。これが生活保護利用者や低所得者に重くのしかかっています。
 では、夏場の電気代はどれくらい負担が増すのでしょうか。全京都生活と健康を守る会連合会が昨年、電気代季節変動を調査しました(対象79人)。それによると、空調機器を使わない月と比べ、2000〜3000円程度かさむ実態が明らかになりました。節約に節約を重ね、もう切り詰める余地がない家庭にとっては、かなりの痛みを伴う負担増です。
 エアコンの電気代をネットで検索してみました。機種、設定温度、使用環境などでかなり差が生じるため、あくまで参考数値ですが、6畳の部屋で24時間使用すると310円とありました。

陳情、継続審査に

 各地の生活と健康を守る会はエアコンの購入費用や電気代の助成を求める運動を繰り広げています。東京の状況を紹介します。
 板橋生活と健康を守る会は5月24日、「酷暑から命を守る緊急対策を求める陳情」を板橋区議会に提出。区議会は6月10日の健康福祉委員会で審議し、与党議員を含む賛成多数で継続審査となりました。
 陳情内容は(1)エアコン未設置の高齢者世帯、生活保護世帯、就学前の子どもがいる世帯、身体障害者への設置費用助成(2)高齢者、障害者、低所得者へのエアコン電気料金助成―など。これに対し、保守系議員から不採択にすべきとの意見が出ました。
 審議の中で、共産党議員が区の猛暑対策を質問しました。区側は「夏の暑さは危険」との認識は示しましたが、エアコンへの助成については「やりくりして買うのが大前提」と否定的な答えしか返ってきませんでした。区が示した対策は、熱中症予防の啓蒙活動や民生委員による高齢者の見守りなど、これまでと同様にとどまりました。
 また、生活保護利用者のエアコン設置状況が明らかになりました。未設置152世帯、設置しているが故障中が54世帯でした。
 荒川区は、エアコンなどの新規購入費を助成しています。荒川生活と健康を守る会の数年来の要望が実を結びました。昨年からの事業で、初年度実績は220件。一昨年は6人だった区内の熱中症による死者はゼロでした。
 自宅にエアコンのない65歳以上の高齢者のみの世帯などが新購入の場合、5万円を上限に費用を助成しています(前年度に助成を受けた世帯と買い替えは対象外)。

(2019年6月30日号「守る新聞」)

 
   
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