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全額免除で家族全員胸なで下ろした

各種減免の相談会、申請行動を実施

秋田県生連

 5、6、7月と各地で各種減免申請が取り組まれています。秋田県生活と健康を守る会連合会ではこの間、積極的な申請運動行っており、固定資産税で大幅な減額となる人など、喜びの声が届いています。その活動の様子を紹介します。(県生連ニュースより)

各地で減免相談会

 秋田守る会では、5月から6月に「税減免説明会とくらしの相談会」を実施。5月には15か所で126人が参加しました(6月は集計中)。
 減免小集会のチラシを見て相談に来た自営業の人は、「国保税が高くて払いきれず滞納になっている。何とかならないか。今も毎月3万円も払っている」とのこと。相談の結果、商売も売り上げが減りたまった分を払うことができないので、固定資産税や国保税などの減免申請をするとともに滞納分については市と交渉していくことになり、入会しました。
 西仙北守る会の学習会には6人が参加し、さまざまな話が出ました。「入会する前は減免って何? と思った。入会していっぱい勉強になり、住民税非課税世帯は納税通知書が来ないことも分かった」という人がいたり、「夫の入院で国保税が払えず、生命保険を解約して40万円も払った」という人は、今回初めて減免申請をすることになりました。
 湯沢守る会の5月18日の減免相談会は湯沢市役所会議室で開かれ、役員・会員の7人が参加しました。
 「年金収入だけなのに固定資産税が20万円きた」との会員の減免申請や遺産相続相談にも対応。相続放棄のことや法定相続人の話も出て、自治体の無料法律相談も活用することになりました。この日に向け案内チラシを300枚ほど手分けして配布しました。
 同会羽後班の減免申請書記入会には6人が参加。マイナンバーは記入しないことや、貯金通帳を提示する必要はないことも話し合いました。

会のおかげで一安心

 5月に秋田県内の生活と健康を守る会では固定資産税減免を合計140件申請しました。減免になった人の声を紹介します。

7万500円が4900円に
鹿角(かづの)市 Aさん

 「通帳に車の修理費用に使う30万円があったが、年金が少なく、7万500円が4900円に減額された。預金の使い道について説明して良かった。係の対応は大変親切だった」
 ※鹿角守る会は5年越しの運動で、生活保護基準以下世帯を減免対象にする改善を今年から実施させました。

資産税、医療費 共に全額免除に
能代市 H・Mさん(29)

 「3月に父が倒れ入院。回復が見込めず今も寝たきり状態です。収入は父のみだったのでこれからの支払いに困っていたところ、固定資産税8万7800円の通知が届きました。守る会に相談したら、固定資産税や医療費にも減免制度があることを教えてもらい、両方とも全額免除になりました。家族全員、ほっと胸をなで下ろしました。ありがとうございました」

おかげさんで助かったよー
秋田市鈴 木秀子さん(84)

 「夫を3年前に亡くした私の少ない年金に、10万9300円の固定資産税。それが1万7900円になった。おかげさんでほんとに助かったよー」


減免基準改善させたよ

5年越しの運動で実現
鹿角

 鹿角市は、固定資産税について「資産価値に応じて課税されるもので所得に応じて課税額が変動する国保税とは性格が異なる」として、低所得者減免を認めず、減免になるのは「生活保護世帯、災害、公益目的資産」に限定していました。
 鹿角市役所は5月15日、鹿角生活と健康を守る会への回答書で、新たな減免対象として「世帯合計収入が生活保護基準を下回る人が所有する自己の居住の用に供する固定資産とする」と回答しました。
 鹿角守る会の成田伸世事務局長(写真)は、「5年にわたる粘り強い運動が実りました。減免のチャンス」と語りました。

(2019年7月14日号「守る新聞」)

 
   
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