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各地で3・13重税反対全国統一行動

富裕層に甘い税制改め消費税引き下げを

 今年も確定申告の時期に合わせ、各地で3・13重税反対全国統一行動が行われました。今年は新型コロナウイルス流行の影響により各地で集会やパレードなどが控えられましたが、重い税負担と過酷な徴収に反対し、納税者の権利擁護、発展を目指すこの行動に、大勢の人が参加しました。徳島市と北海道からの報告です。

税負担の軽減を

600人が参加

徳島市

 徳島市での6団体で構成する3・13重税反対統一行動実行委員会による2020年決起集会が3月13日、600人(うち生活と健康を守る会100人)の参加で、徳島市中央公園で行われました。今年は新型コロナウイルス対策のため「集会は短時間。パレード、集団申告は中止」の自粛措置が採られました。
 徳島市生健会の中野一雄会長が開会あいさつを述べました。
 「コロナウイルスに負けずに参加、感謝します。私たちの税運動は庶民の暮らしを圧迫する税負担の軽減を求めています。とりわけ消費税は昨年の10%への増税が家計、経営を圧迫しています。一方で、税金の使い道についても、安倍政権は年金の切り下げ、生活保護の改悪など社会保障の切り下げを強行してきました。私たちは富裕層に甘い税制を改め、消費税の引き下げを要求しています」
 「さらに消費不況に追い打ちをかけている今回の新型コロナウイルス対策であらゆる活動、イベント、宴会、食事会などが自粛、自粛で街の商売人は悲鳴を上げています。まさに死活問題です。今日参加の人にも税金どころではないという人も多いと思います。コロナウイルスのまん延は降って湧いた災害といえるでしょう。未曾有の大災害になる兆しさえあります」
 「災害には自助努力では太刀打ちできません。まして国による各種の自粛要請です。今すぐ国や県・市に綿密な支援策を迫っていく運動が必要だと考えています。集まったみなさんが心一つにし頑張っていきましょう」
 来賓のあいさつが行われ、基調報告や特別決議などは読み上げを省略し進行。短時間で集会は終了しました。
 集会終了後、団体ごとに申告書の預かりが行われ、今年は行動を終えました。(竹田節夫通信員)


無駄遣い許さん

9か所で取り組み

道生連

 北海道生活と健康を守る会連合会(道生連)の3・13税集会・申告は、全札幌集会のほか、札幌市厚別区、同北区、同東区、江別市、岩見沢、苫(とま)小(こ)牧(まい)、北見市、旭川の生活と健康を守る会が取り組み、141人が参加しました。還付申告は80件でした。
 新型コロナウイルス対応のために主だったイベントや集会が次々と中止や延期となっています。しかし道生連は開催形態に工夫し、全道9か所での集会・
申告に取り組みました。
 厚別区生健会は集団申告は中止し、役員が代表して提出することにしましたが、81人が参加したため、順番に個人で提出してもらうよう切り替えました。住民税、所得税合わせて178件でした。
 北区生健会は役員が預かり提出。住民税、所得税合わせて70件でした。東区生健会は役員で住民税80件提出。所得税は提出行動を延期しました。
 苫小牧生健会と旭川生健会は代表が提出。札幌市手稲区、江別、岩見沢、北見市の各生健会は個人で提出しました。
 全札幌集会は札幌市教育文化会館で行われました。7つの生健会が参加し、住民税、所得税合わせて71件を申告しました。
 集会であいさつに立った道生連の細川久美子副会長は、「税金の無駄遣いの代表は史上最高額を更新する軍事費と大企業優遇の予算です。しかし国だけではありません。地方自治体でも見られます。札幌市の無駄遣いの象徴が、札幌中心部へのアクセスをわずか5分縮めるために1000億円かけて道路を造ろうという計画。『反対する市民の会』が結成され、7月提出に向けて署名運動を開始しています。こうした運動も必ず成功させましょう」と呼びかけました。(岡ア恵治通信員)

(2020年3月29日号「守る新聞」)

 
   
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