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生活と健康を守る会、各地で「憲法署名」に奮闘

戦争ができる日本にしたくない

 今年の夏に行われる参議院議員選挙では、政府与党などの憲法改悪勢力が国会で改憲発議が可能となる3分の2の議席を占めるかどうかが焦点となっています。その阻止に向け、全国の生活と健康を守る会では「憲法改悪を許さない全国署名」(憲法署名)に取り組んでいます。岡山県と鹿児島県からその活動を紹介します。

未来守るため

毎月の行動を意思統一

岡山県連

 岡山県生活と健康を守る会連合会は、全生連が3月23日に行った「憲法改悪許すな! 全国署名達成学習決起集会」を2単組12人で学習しました。集会で講師を務めた一橋大学の渡辺治名誉教授の話は、今現実にウクライナで起きている人殺しの戦争の現状と合致していました。今、私たちが頑張って憲法9条の改悪を阻止しないと大変なことになることをまざまざと知らされました。自民、公明、維新、国民民主などの政党が9条改悪に躍起になっている現実を突きつけられました。
 日本が戦後77年間、一度も人殺しの戦争をしなかったのは憲法9条があるからです。子どもたちの未来を守るのは私たちにかかっています。どのようなことがあっても憲法を改悪させない運動をするしかありません。そのために、学習をした役員と学習会の後すぐに話し合い、今までと同様、毎月9日、25日に署名行動をしようと意思統一しました。
 早速3月25日には7人で岡山駅サンスタに集合して行動しました。サンスタは「まん延防止措置」の解除と春休みになったことで多くの人出でした。
 今までなら行動をしていても見ないように知らん顔して通り過ぎる人たちが、私たちが「日本は77年間、一度も人殺しの戦争をしていません。それは憲法9条があるからです。憲法9条を改悪して戦争ができる日本にしたくないので改憲反対の署名に協力してください」と訴えると、何人かが自分から進んで署名をしました。今までとは全く違います。頑張って宣伝する重要性を強く感じました。
 この日、近くの小学校で終業式があり、子どもたちがたくさん通りました。子どもたちもいつもテレビでウクライナの怖い映像を見ているので強く反応しました。今までは戦争はゲームなどで戦うものと思っていたのが、毎日テレビで見ることで実際の戦争を知ったと思います。
 改憲勢力だけではなく、反対勢力の私たちにとっても絶好のチャンスです。岡山県生連では全県の単組に声をかけ行動を取れるようにしていきます。子どもたちの未来を守るために、役員と老体にむち打って頑張ります。署名は1時間で15筆集まりました。
(関藤香代子通信員)


戦争への道許さない

これまでにない反応

鹿児島県連

 「ロシアのウクライナ侵略に乗じて日本も憲法を変えて戦争できる国にしようという動きが強まっていますがどう思いますか」と鹿児島県生活と健康を守る会連合会の事務所に来た会員に聞いてみました。即座に帰ってきた言葉は「反対ですよ。僕の父は戦争に行って死んだんです。だから僕は父親の顔を知らずに育った。戦争は絶対反対です」ときっぱり。
 「戦後77年、この間、私たちは戦争によって誰一人殺し殺されることなく平和のうちに生きてくることができました。こんな国はアジアでは日本だけだ」と全生連主催の学習会で一橋大学の渡辺治名誉教授は強調しました。憲法9条が確かな力を発揮してきたからにほかなりません。
 戦争への道を絶対に許さない、その覚悟と行動が今、求められています。そうは言いながらも現実は「憲法署名」用紙を会員全員に届けることすら容易ではなく、全県で2000筆の目標達成は大変です。しかしその中でも一人で30筆近く集めてくれた人、知り合いに署名用紙を送って頼んだらコピーして広げると言ってくれたとの喜びの声など、これまでにない反応も返ってきています。
 4月9日には14人参加で鹿児島市の老舗のデパート前で宣伝署名活動を行いました。24日にも繁華街で2回目の活動に取り組みます。
(祝迫加津子通信員)

(2022年5月1日号「守る新聞」)

 
   
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