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厚労省は判決受け入れ真摯な謝罪を

全生連 7・29最高裁勝訴判決 要請行動

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は7月29日、7・29最高裁勝訴判決要請行動を行いました。生活保護基準引き下げ違憲訴訟(いのちのとりで裁判)で最高裁判所が原告勝訴判決を言い渡したにも関わらず、原告らへの謝罪や被害回復への動きを見せない厚生労働省に対し、謝罪の要求や早期の対応を要請しました。要請行動後には記者会見も行い、要請の内容や原告の実態を訴えました。7月30日には予算概算要求中央行動を行い、各省庁に社会保障の改善を求めました。(永久俊満)

原告の生存権回復を

 100人を超える会場いっぱいの参加者が、厚労省の保護課課長補佐など4人に判決を受けてからの1か月たった現状と謝罪について追及しました。
 しかし、厚労省の回答は1か月前とほとんど変わらず、「判決の主旨や内容を踏まえた対応のありかたについて専門家に審議してもらう場を設置するために調整をしているところ」との回答でした。
 他の要請の回答も、特例加算についてや1年前倒しした専門家の基準部会の開始について説明をするだけでした。
 回答に対し、変わらない回答の理由を問う声、謝罪を求める声や生活実態などを訴え、強く批判する場面もありました。
 要請の最後に全生連の吉田松雄会長は、「今、厚労省の姿勢が試されている。信頼回復のためには、自らが行ったことの検証と再発防止策作り、減額分の支給などの生存権を回復させることが必要。厚労省と名乗るための岐路にいることを自覚して、要望に応えてほしい」と厚労省に訴えました。

メディアにも要請

 要請の後、署名1458筆を提出し、記者会見を行いました。吉田会長から、厚労省への要請の様子の報告があり、「違法と認められたので、生活保護利用者の被害の回復、違法行為の検証、真摯な謝罪を求めたが、1か月前と同様の回答しかなかった」と話しました。
 その後、原告から厚労省の対応への思いや現在の苦しい生活実態が語られました。
 そして、メディアにも報道で被害の回復の後押しをしてほしいと訴えました。

(2025年8月10日号「守る新聞」)

 
   
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